何度か取り上げてきた秋田市公設卸売市場の余剰地として計画されていたサッカーJ2ブラウブリッツ秋田の新スタジアムは、やはり卸売市場内ではなく八橋運動公園にて整備されることになったようです。
秋田市の新スタジアムの整備場所は「八橋で合意」と報告 市議会11月定例会が開会
AABニュース(2024年11月28日)
”秋田市議会の11月定例会が28日開会し、穂積市長はブラウブリッツ秋田の新しいスタジアムの整備場所が八橋運動公園で合意されたことを明らかにしました。
一方で、当初スタジアムを整備する予定だった外旭川地区では卸売市場の再整備に向けた作業が進む中、まちづくりの基本計画の見直しも含め「引き続き実現に向け検討を深めていく」と話しました。”
関連のエントリを置いておきます。
秋田市公設卸売市場の余剰地にサッカーJ2ブラウブリッツ秋田の新スタジアム建設?その2ーどうして卸売市場内にスタジアムが?
その3 秋田市場はどう変わる?(1)
その4 秋田市場はどう変わる?(2)
その5 事業シミュレーションの妥当性
その6 いったん完結編
穂積秋田市長が新スタジアムについて「年内に決めたい」とコメント
ブラウブリッツ秋田の新スタジアムは八橋公園内で検討。秋田市卸売市場の余剰地はどうなる?
過去のエントリでも書いた話ですが、本件はまずJリーグのスタジアム基準を満たしていないことから、新スタジアムの建設が絶対必要であったブラウブリッツ秋田がいたこと。老朽化による卸売市場再整備の必要性と今後の市場運営を考えたときに、市場施設をコンパクトに圧縮して余剰地を作り、そのテナント料で卸売市場を維持していきたい秋田市側の意向がマッチしたことにあります。
整備地区変更は、新スタジアムの完成が2032年であることをJリーグ側が難色を示し、ブラウブリッツ秋田のJ2ライセンスが剥奪されかねない状況にあったことで、より早く着工・完成出来る場としたことに起因しています。いわば、ブラウブリッツ秋田を守るために秋田市・県が動いたという形になります。
その結果、卸売市場が犠牲になりました。再整備計画では約41,100㎡の土地を貸し出すことで、再整備費用と今後の運営費に充てるものでしたが、再考が求められます。卸売市場再整備での余剰地41,100㎡は広く、富山市中央卸売市場では約17,000㎡(商業施設となる予定)、広島県中央卸売市場では約30,000㎡(物流会社が入居予定)です。新スタジアムのために余剰地を広くとったともいえるでしょう。これだけのスペースに新しい入居者を探すこと自体まず大変です。
しかし、現行計画ではその面積を最低でも28年6か月貸し出さない限り確実な赤字となります。その埋め合わせは市場内事業者や秋田市民が行うことになるのです。
この決定は多くの秋田市民にとってハッピーなものなのでしょうか?

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