12回に亘って連載した本シリーズもようやく最終回となります。もっと、簡潔に纏められるかと思いましたが、ひとつひとつ長くなってしまいました。
全体を通しての感想はその1でも書いた通り、物流2024年問題以前時点の資料的な位置付けというべき内容でした。また、外部に委託するなどして纏めた資料ではどうやらなく、農林水産省はじめ各省庁の会議で使われた内容を寄せ集めて作った資料なので主語のばらつきや行間の説明不足などがありますので、注意が必要です。
物流に関していえば「中央官庁における加工食品と生鮮食品の位置付けの違い」なんかも改めて感じられました。加工食品はどちらかというと経済産業省マターであるため「物流による価値創出」みたいな話も出ているのですが、生鮮食品は農林水産省マターであるため「物流効率化」要素が強く出ているように感じます。
「最終消費者にどのような価値を提供したいか」という考えがあり、それを実現するために各機能(物流だけでなく、システムやオペレーションなど)はどうあるべきか、を考え、構築していく姿は加工食品も生鮮食品も共通なので、ひたすら効率化を希求するのはどうかと思います。
当然、食料安全保障的に安価で供給できる体制は必要なのかもしれませんが、「お金をとれる流通」を構築し、そちらで利益を確保することで「安価な流通」を維持する考えもあるのでは、と感じます。

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