久しぶりに卸売市場関連のニュース。
青果の重量ベース市場経由率が上昇した模様。
青果物の市場経由率 7年ぶりに上昇 国産は76.4%の高水準
農経新聞(2024年10月7日)
”近年は低下の一途だった青果物の卸売市場経由率(農水省推計、数量ベース)が、2021年度は53.9%となり、7年ぶりに上昇(1.7ポイント)に転じた。そのうち野菜が62.7%で0.1ポイント上昇とほぼ前年度並みに対し、果実は37.1%と4.0ポイントも上昇した。野菜は4年ぶり、果実は7年ぶりの上昇。”
データの出典元は農林水産省「令和5年度卸売市場データ集」です。
農経新聞のHPには未掲載ですが、水産物の市場経由率は45.7%⇒45.6%、食肉は8.1%⇒8.1%、花きは74.1%⇒74.8%となっています。(何れも重量ベース)
記事にも書いてある通り、果実における市場経由量の増加が主な要因。
↓が近年の推移です。

(出所:農林水産省「令和5年度卸売市場データ集」より株式会社ジャスタコンサルティング作成。以下も同じ)
これを見ると、2019→2020年の落ち込みがむしろ影響していたように見えます。総流通量がほぼ横ばいだったのに対して、市場経由量が6.7%減少しています。2021年は2019年の市場取扱量の水準に戻った訳ですが、総流通量が減少した中で回復したので立派ですね。
2021年と言えば、新型コロナの影響真っただ中という時期でありました。青果や水産、食肉では市場経由率の変化こそ大きなものでは無いですが、過去の傾向から見ると市場経由率の減少は若干緩やかになっていることが分かります。

ですので、外食や冠婚葬祭・イベントの自粛に伴い、行き場を失った食品が卸売市場に流れたという影響だと感じます。
一過性の様に感じられると面白くないですが、新型コロナの様な緊急事態(あのレベルの緊急事態は今後あまり味わいたくないですが)において卸売市場の存在感・必要性は確かにあったとも言えるわけで、やっぱり大事ですよ。

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