昨日のエントリの続きです。
2次活動で興味深いデータを追加で紹介しておきます。

(出所:総務省「社会生活基本調査」男女、ふだんの就業状態、曜日、行動の種類別総平均時間の推移(15歳以上)(平成13年~令和3年)より、株式会社ジャスタコンサルティング作成(以下断わりが無い場合は全て同じ)、単位は分)
家事にかける時間は、過去20年で全体ではほぼ変化が無いのに対して、男性では増加傾向、女性は減少傾向にあります。家事の負担は変わっていないので、男性が家事を行うことで女性の負担が減ったと言えそうです。とはいえ、まだ偏りは大きいですが。この傾向は育児においても見えますが、育児ではより緩やかな傾向となっています。今後増えていくでしょうか。

次いで3次活動を見ていきます。ちょっと項目多め。

直近の変化としては、「移動」が7分、「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」が6分減りました。コロナ禍で比較的自宅にいる時間が増えたとはいえ、旧来のメディアに費やす時間も減ったようです。その代わり「休養・くつろぎ」という項目が1日平均20分増えました。その他項目では「ボランティア活動・社会参加活動」も7分減りましたが、これもコロナ禍での機会減少でしょうか。
まとめ
働き方改革によって仕事に費やす時間は減少しました。また、コロナ禍ということもあり、外出の機会が減少したことが2021年調査の特徴的なところです。その代わりとして大きく増えたのは睡眠と休養・くつろぎです。2021年は従来に比べて「自由に使える時間が出来た」年でありましたが、学習やスポーツといった時間は増えずませんでした。「ぼーっと」していた時間が増えたのです。
自炊をしなくなった理由の一つに「仕事で忙しく、時間が無い」がありますが、時間が出来ても自炊をするとは限らないことが明らかとなりました。もはや「時間が無い」ではなく「優先順位が低い」ままであるということです。自炊をすることの優先順位を高めていかない限り生鮮食品の需要は落ち続け、惣菜やカット野菜などの需要が増え続けるでしょう。
生鮮食品を盛り上げていくには「時間外業務が減り、家事を求められるようになったが、ぼーっとしている時間も増えた」男性に自炊の優先順位を高める仕掛けやその機会を提供していく、ことが鍵になるかもしれません。
こちらの調査は面白いので、いくつか見てみてください。

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