その他トピックスとして食品輸出やアクセス等にも触れられていたので、こちらも見てみたいと思います。
輸出について農林水産物・食品の輸出目標額として2025年に2兆円、2030年までに5兆円という目標額を掲げています。

2023年の農林水産物・食品の輸出総額は1兆4,541億円。2024年は上半期が終わって7,013億円となっています。ただ、その内訳として加工食品と林産物が約4割を占めています。生鮮食品の輸出について、もう少し深く見ていきます。調べてみたら長くなりそうなので本日は食肉編です。

畜産物輸出は牛肉の伸びによって牽引されています。豚肉や鶏肉も伸び率は高いですが、まだ金額としては小規模なもの。鶏卵が大きく減ったのは鳥インフルの影響で国内への供給を優先した結果でしょうか。牛肉の主要な輸出先は下記グラフの通りです。

(出所:財務省「貿易統計」、HSコード「0201」、「0202」、「0210」から。棒グラフは金額(百万円)、折れ線グラフは累積輸出金額割合。株式会社ジャスタコンサルティング作成。)
台湾、アメリカ、カンボジア、香港の4か国で輸出金額全体の62.7%を占めています。その他では東南アジアが目につきますが、オランダやイギリスなど欧州地域もちらほら。中国はBSE問題発生時に日本産牛肉の輸出規制をかけたこともあり、72万円(億円じゃないです。それも、全てくず肉)に留まっています。(カンボジア経由で中国に行っている?)
食肉需要は世界的に高まるので畜産物輸出の需要は増えていくでしょう。但し、対アメリカ向け輸出は施設要件が厳しく国内で基準を満たしていると畜施設は現時点で16施設しかありません。また、と畜の際に必要な人的リソース(作業者の方に加え獣医師さん等)も確保が難しい様です。需要はあるけど、供給キャパシティが追い付かないという状況ではありますが、高単価での販売が期待できる商材かつ、輸出先も拡大できる余地があるので、今後も輸出量・金額共に成長してくれるでしょう。

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